【J2魔境】特別対談:元川悦子と語る”ヤット加入”のジュビロ磐田と松本山雅(本論【2】N-BOXと形は違ってもやっぱりE-BOXだった)
遠藤保仁のジュビロ磐田加入。その初戦の相手となったのが松本山雅でした。”ヤットさん”の影響はピッチにどう表れていたのか。それに対して松本山雅のパフォーマンスがどうなったのか、アンダー代表から遠藤保仁選手を取材し、松本山雅にも詳しい元川悦子記者と語りました(序論は無料公開)。
本論【2】N-BOXと形は違ってもやっぱりE-BOXだった
元川 まあ戦術ヤットだよね。
河治 そこに大森も合わせているから。ただ、逆に左からの攻撃が流動的になりますね。大森が中に絞ると。
元川 そう、だから大森が絞るもんだから、伊藤が上がったりとか。彼が持ち上がるシーンもあれば、山本康裕が左にポジションを取ることもあった。あとは前線の中野が左に開いて、ワイドに絡んだりとか。
河治 だから非対称の3ー4ー1ー2で、左にスペースができているから前とか後ろの選手が使ったりとか、普通そういう部分は4ー4ー2だとトップ下がいないブラックボックスを左右のサイドハーフが中に流れて使うとか、2トップから縦の関係で引くとか、そういう使い方がジュビロは左だったわけだよね。ブラックボックスが。
元川 そうそう。だから右はあの子が、松本昌也が・・・
河治 常にいたからね。しかも山本義道はそんなに上がらないから、松本が右で持ったら単独で仕掛ける形も多かった。
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