【ゴールの戦術】第1回:横浜F・マリノス(vs浦和レッズ)ジュニオール・サントス
ゴールからチームの戦術と狙いを紐解いていく分析シリーズ。
第一回は横浜F・マリノス(vs浦和レッズ)のジュニオール・サントスによる先制点です。
土曜日にライブ配信した浦議チャンネルでも紹介したゴールシーンですが、マリノス側の狙いを整理して解説したいと思います。
? ゴール動画
? 明治安田生命J1リーグ 第27節
? 横浜FMvs浦和
? 1-0
⌚️ 2分
⚽️ ジュニオール サントス(横浜FM)#Jリーグ#横浜F・マリノスvs浦和レッズ
その他の動画はこちら?https://t.co/JUEMOXLYeZ pic.twitter.com/IoyXAcEOtc— Jリーグ (@J_League) November 14, 2020
結果的に6−2というオープンな試合になりましたが、その流れの導火線になったゴールとも言えます。
GKのオビからペナ内の右で實藤友紀が受けて、浦和のプレスが間に合わないうちに、オナイウ阿道に縦パスを付けます。
そこに長澤和輝とセンターバックの牧野智章が来ますが、オナイウがうまくいなしながら引きつけて右前の水沼宏太を使い、水沼は宇賀神友弥が寄せてくる前に左足で中央スペースに供給します。
ジュニオール・サントスははじめ右ワイドに流れてパスを引き出すポジショニングを取っていましたが、水沼のパスにいち早く反応して岩波拓也との競走で先手を奪うと、ファーストタッチで岩波の背中を取り、グイッと前に持ち出して右隅に強烈なシュートを決めました。
あっという間に決まったゴールですが、マリノスの戦術的な狙いが凝縮されており、一方で浦和レッズの守備対応の課題も見えたゴールシーンでした。
(残り 1772文字/全文: 2336文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ