サッカーの羅針盤

【フクロウの時報】プロとしてのキャリアをスタートした柏への思い、逆境を乗り越えJ1残留を決めた新潟時代。石川直樹、古巣での思い出を語る。

12月2日(水)、石川直樹の今季限りでの現役引退発表記者会見が行われた。

柏レイソルユースからトップ昇格を果たし、

2004ー2010、柏レイソルで58試合4得点。

2009ー2010には、コンサドーレ札幌で51試合1得点。

2011ー2012にはアルビレックス新潟で54試合2得点。

2013ー2017は、ベガルタ仙台で126試合6得点。

そして、2017年、札幌に帰ってきて、ここまで38試合1得点をマークしている。

 

会見の質疑応答で石川は、17年間のプロ生活の中で、柏レイソルやアルビレックス新潟での経験についてこう話した。

 

<柏レイソルユースにいけたのは、運が重なった奇跡だった>

「中学校時代は、地元 柏の街クラブに所属してたんですけど、たまたま中学3年生のときは粒ぞろいで、街クラブとしては強かった。

夏のクラブユースの大会で、千葉から3チームが関東大会に進出できる中で、

レイソルが1位、千葉が2位、僕がいたクラブは3位争いをしていた。

3位決定戦で勝てば、僕らのクラブは、クラブ史上初で関東大会にいける状況だった。

 

試合は、一方的に押され続け、守って守っての状況だった。

その試合で、僕がセットプレーで点を取った。

 

その試合をたまたまレイソルの関係者が見てくれていて、

セレクションを受けることなく、その1試合だけで、僕は全く実績のない中でレイソルユースにスカウトされてポンと入った。

 

中3の夏に練習参加させてもらったときには、あまりのレベルの高さにサッカーが嫌になるくらいだった。

(残り 1656文字/全文: 2317文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ