【サムライ航路】サンプドリア吉田麻也:敵地パルマ戦のセリエA初ゴール&無失点でさらに高まる存在感
セリエA TIM 第19節
パルマ・カルチョ1913 0–2 UCサンプドリア
【出場日本人選手】
サンプドリア:吉田麻也(フル出場)
パルマはここまでわずか2勝の19位。降格圏に沈んでいる。状況を打開すべくリベラーニ前監督を解任し、かつてパルマをセリエAまで導いたダヴェルサを監督に再び招聘した。ミランからはコンティを補強。他にもビッグネームの獲得が噂され、残留争いに向けた改革を模索している。だが、監督交代後も勝利が無い。ブロックを敷いての堅固な守備と素早いカウンターを軸として戦術の立て直しを図っているが、結果が出ていないのが現状だ。ここまで4ゴールを決めているジェルヴィーニョや、かつてミランで本田圭佑ともプレーしたクツカなど、攻撃陣の奮起が期待された。
サンプドリアは試合前順位で10位と、まずまずの成績を残している。幅広く両サイドを使った攻撃は強力であり、特にカンドレーヴァは3試合連続ゴール中と絶好調。今節は主力のダムスゴーやエクダル、ヤンクトはベンチスタート。ターンオーバーの中でチャンスを得た選手にも期待がかかる。システムも普段の4-4-1-1から4-3-1-2に変更。結果的に同システム同士のミラーマッチになった格好だ。吉田麻也にとっては、2022年6月までの契約延長を発表して以来、初めてのゲーム。クラブから目に見える信頼を勝ち取ったベテランは、自らの価値をピッチで改めて証明できるか。マッチアップが予想されるジェルヴィーニョは昨年10月の代表戦でも対戦した相手であり、その再戦でもあった。
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