サッカーの羅針盤

【砂岩の魂】日の丸を狙う林大地の目標はシーズン15得点以上:田中駿汰は僕の中ではすごく大きな刺激

©️SAGAN TOSU

サガン鳥栖の林大地は昨シーズン9得点を記録しましたが、目標の二桁には惜しくも届かず。新シーズンはさらなる飛躍を目指しています。

「二桁を達成できなかったので、今年はそこを必ずクリアできるようにノルマで、10点は必ず取って、そこから15点以上まで伸ばそうと思ってます」

スタメンは10試合、途中出場が21試合で9得点と言うのはルーキーとしてかなりの数字と言えますが、林自身は「先発で出ることも大切ですけど、途中から出て結果を出すと言うのもチームにとってプラスの材料になる」と語ります。

背番号を新しく8番にした林は「8番をつけさせて欲しいと言いました」と語ります。

「高校の時に8番をつけてたんですけど、監督から19の数字で唯一、全部繋がっているのは8番だけで、無限になるからお前は無限に走れって言われて、それから8番が好きになりました。あとは無限に点を取ろうと思ったので」

 

「スタートだろうがサブだろうが、そこは関係なし点は取り続けたい」と言う林大地の武器はプレーの力強さ。「そこは一番の特徴なので、2年目で相手も警戒してくると思う」と自覚しますが「対策されても打ち込めたり、一人で打開していけるように、対策されても関係ないぐらい開幕までにレベルアップしたい」と語ります。

そして課題にしているのがシュートとゴール前のクオリティです。

「去年もシュートチャンスはたくさんあったので、やっぱり決め切るところを決めていたら二桁に行ってたと思うので。今年はシュートチャンスの場面で高い集中力を出して、より相手の隙を狙って去年外してしまった場面でも決めて行ったら、もっと点は取れるんじゃないかなと思います。サガン鳥栖がボールを持つ時間が長くなったと感じているので、それは去年から引き続き、もっと突き詰めていきたいですけど、最後ゴールを決めると言うところがまだまだ物足りない」

ボールを持ってるだけじゃ意味ないと語る林大地は特に意識しているのが仲間たちと繰り出す即興性のあるプレーです。

「味方同士での即興性のあるプレーをもっと合わせていかないと、1試合に複数得点はできないと思うので。そう言うところ、即興性のあるプレーで連携を取れたらいいと思います。縦に打ち込むパスや相手を騙すパスは少しずつ増えているので、それはすごい去年はなかったことなんですけど、自分の感覚的にはそう言うパスだったりFWに入るボールの回数は少ないと思っているので、もっと自分の存在や動きをチームメートに理解してもらって、もっともっとボールを引き出してゴールを狙いたい」

ーー即興性と言う話があって、再現性はサガン鳥栖もすごくある中で、即興性をどう出すかは大事だと思ってるんですけど、即興性で大事にしたいところ?

やっぱり普段の練習でのコミュニケーションが一番大事なんじゃないかなと自分は思います。自分がこう言うところにいたらこう言うことを即興的にやるとかを仲間に話してないと、その一瞬で僕が即興性のあるプレーをした時に、ああこいつはこの前言ってたことやったなと理解できないと思うので、即興性はイメージの話になるので、やっぱり話し合ったり自分のイメージを伝える作業が、新加入の選手が多い分、特に今は大事だなと思います。

ーー大阪体育大の同期だった田中駿汰選手(北海道コンサドーレ札幌)を代表で取材することが多くてホットラインを見たいんですけど、15発とか決めて行ったら五輪と言わずA代表も見えてくると思います。そう言う日の丸への野心は?

それはすごいありますね。やっぱり大学の頃から駿汰の話だと、全日本に先に入って、自分がそのあとやっと追い付けたと思ったら、U23の代表に選ばれて、A代表でE-1選手権に行ったり、去年で言ったら(森下)龍矢が最後に追加招集でU23の合宿に行ったりと言うのを聞いて、自分も行きたいなとすごく思ったので。

そう言う同年代のレベルの高い選手の中に入って自分がどれだけできるのかも気になる。そう言う選手が何を考えているのかも気になるので。特に駿汰は僕の中ではすごく大きな刺激です。

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