【維新の風】熱論!渡邉晋の理想と現実[守備編]:ハマらなかった第一プランとハマった次善策への向き合い方
渡邉晋監督が率いるレノファ山口はここまで3試合で1分2敗。厳しい出だしとなっていますが、やはり琉球戦と新潟戦ともに前半の早い時間に2失点して、追いかける展開になったことが結果をそのまま表しているのは明白です。
ただ、ここで考えるべきは渡邉晋というJ1スタンダードの監督が成長途上のレノファ山口にやってきた意味です。ここで結果を出すだけなら即効性の高い監督を迎え入れれば良いですが、レノファは霜田正浩前監督から攻撃的なプレーモデルを引継ぎ、それを実戦ベースで引き揚げていくことを目的として、ハイスペックな指導者を招へいしている訳です。
その意味で言うと、キャンプからやってきたゾーンディフェンスをベースとした高い位置でボールを奪い、相手の背後を取って行きながら、相手陣内で攻め切って行く理想に向かう部分と現在求められる結果にどう折り合いを付けて行くかが重要になってきます。
おそらく新潟戦で前半戦の”失敗”から後半に切り替えた守備の仕方をベースにすれば、当面は結果が出て行くと思います。結果が出ればファンサポーターも盛り上がる、メディアもポジティブに評価する。しかし、それで本当に良いのか。本当に高い志で成長曲線を描いていけるのか。そこの冷静な視点もレノファ山口のコアなところを支えるサポーターや根幹のメディアは持っておくべきではないかと言うのが見解です。
そうしたビジョンを踏まえて渡邉晋監督のコトバを読んでください、
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