サッカーの羅針盤

【維新の風】[ジュビロ磐田戦]渡邉晋は勝って兜の緒を締める「クオリティはまだまだ」

レノファ山口はアウェーで昇格候補の一角にもあげられるジュビロ磐田に2−1で勝利しました。

応援してくれるサポーターや山口の人々に「ようやく1勝を届けることができました」と語る渡邉晋監督は2−1で迎えた後半に関して「時間の使い方が有効だった」と振り返ります。前半の早い時間帯に、効果的なクロスから高井和馬と草野侑己が立て続けにゴール。前半の終わりにルキアンの打点の高いヘッドで1点差とされますが、GK関憲太郎を中心に粘り強くゴールを守り抜きました。

渡邉晋監督

試合の頭の部分は腰がひけたところも見られて、ちょっと嫌な感じがあったんですけど、しっかりそこから盛り返して2ゴールをあげることができました。前半最後のゴールは本当にもったいなかったので。ただ、ハーフタイムに選手も口々に問題があるのは我々だと。しっかりと矢印を向けて後半に立ち向かってくれたので、非常に頼もしく見えました。

ちょっとずつ良くなってきていても勝ち点に結び付けなければ、なかなか自信を持ち辛いんですけど、今シーズン初勝利で少しずつながらも自信を持って前に進むことができるかなと思っています。

僕個人としては本当に久しぶりの公式戦での勝利の味だったので、嬉しいという部分とほっとした部分と、いろんなものが交錯しました。ただ、サポーターへ挨拶に行って見たサポーターさんに笑顔とか、選手が喜んでいる姿を見ると、すごく僕自身さらに喜びが増したというか、そういう気持ちでいます。

ただ、選手にも伝えたんですけど、1日は勝利を味わって欲しいと。この味は正しく味わうことが大事だと。これを味わうことができれば、この味を欲しがるし、もっともっと多くの人に喜びを味わって欲しいと。ただ、高々一勝なので、1日喜びを味わったらまた気を引き締めようと。

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