サッカーの羅針盤

【湘南戦線】浮嶋敏監督が振り返る名古屋戦10人の戦い

湘南ベルマーレは名古屋グランパスを相手に、前半のうちに10人での戦いを強いられながら、無失点で凌いでスコアレスドローに持ち込みました。勝てなかったものの、難しい状況で勝ち点1を得た試合。浮嶋敏監督はどう見ていたのでしょうか。

浮嶋敏監督

昨年は立ち上がりで守備のところが出来てなかった。失点するゲームが多くて、今年も最初のちょっとちょっとで組織が崩れることはあったんですけど、昨年と違うのは元々のベースがある。プレスに行くところと凌ぐところ。どういう守備陣形で何をするべきか、半年早い。そこは共通意識を持ってできている。

ーー名古屋戦の10人で守る状況も、ハーフタイム のロッカールームで「この状況を楽しもうぜ」と言う声もあったみたいですが、その辺のマインドの持っていき方も成長に?

そうですね。まあ昨日はそう言う意味では0−0で行くゲームプランに変えたので。それをいかに楽しめてやれたかって言うとどのぐらいか分からないですけど、ただ、ハーフタイム に言ったのは、名古屋さんはずっと連勝してきて、首位争いをしてて、この前に引き分けたので、この試合は絶対勝ちたいだろうと。

まして前半で退場が相手に出たら、絶対に勝たないといけないと思う。そうなると後半の半分過ぎたら間違いなく焦るので、たぶん雑になってくる。逆に言うと後半の半分を凌ぐことで、間違いなく自分たちのチャンスができてくるよって話をして、たくさん無いけど数回はチャンスがくるから、そこで1点取れれば勝てるだろうし、勝てなくても0−0で行くと。

ベルマーレでこの指示はあまり無いし、僕も退場が前半で出たゲームは育成で指揮をとっていてもなかなか無いので、ちょっと特殊なゲームになっちゃいましたよね。ただ、その中で選手が状況に応じた戦いをしてくれたと思います。

(残り 1755文字/全文: 2503文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ