サッカーの羅針盤

【維新の風】[熱論]渡邉晋監督に聞く、維新で栃木に敗戦も、チームが前進している理由

維新で栃木SCに敗れたレノファ山口ですが、ポジティブな要素も課題もさらに明確になった試合から渡邉晋監督はどうフィードバックして先に向かおうとしているのか。

「翌日に選手とゲームコントロールの話をしました。間違いなく影響したのはピッチ状態。ものすごくいろんな方々が協力していただいて、それでもあそこまで持ってきたのは頭が下がる。

それでもやはり我々が堂々と思い切ってボールを動かせる状況ではなかった。ただ、闇雲に放り込んでいたわけではなく、誰を走らせようかという共有意識があった。ああいうものを表現しないといけないゲームも今後あると思うので。

後半はボールをつないでチャンスを作れたけれども、もっと作るにはどうしたら良いかと。チャンスっぽく見えても相手にとってどうだったのという話はして、またトレーニングに生かしています」

そう語る渡邉晋監督に聞きました。ビルドアップとクロスの質について聞きました。

 

ーー栃木戦を上から観ていたんですけど、渡部博文選手や佐藤謙介選手からサイドに展開された次のパスにタイムラグがあって、栃木のスライドを間に合わせてしまって、そこからデュエルや水溜りを利用したような突破で結果チャンスになったシーンもあったんですけど、あそこでテンポアップして行けていたら、もっとスムーズに高い位置からチャンスメイクができていたように思います。そこに関してどう見ていましたか?

本当1つエクスキューズがあるとしたらライン側が一番水溜まってたんですよ。だからサイドの選手は相当やりずらさを感じていたと思います。特にメインスタンド側。あそこは水が溜まっていて、そこは難しいよねっていう現状はありました。

ただ、そこは言い訳に過ぎないので、だからしょうがないよねということにしたくないですけど、そこで本来スピードアップするべき場所で、そのようなパスを供給する側がいたとした時に、まず1つは技術的になんとなくボールは止めているけど、それはトラップのミスだというのがいくつもあったと思います。

(残り 3028文字/全文: 3873文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ