【J1騒乱】[川崎戦の鍵]名古屋グランパスはなぜ”ウノ・ゼロ”ができるのか。二次攻撃を許さない守備のビジョン:ランゲラック&齋藤学の証言
ここまで9勝2分1敗で2位の名古屋グランパスは首位の川崎フロンターレとの2連戦に臨みます。リーグ戦としては世界的にも前代未聞のレギュレーションですが、間違いなくタイトル争いの行方に大きく関わる2試合になるでしょう。
名古屋グランパスといえば”ウノ・ゼロ”(イタリア語で1−0勝利のこと)に象徴される強固なディフェンスをベースにした戦いが際立っており、12試合のうちクリーンシート(無失点試合)が10試合という堅守ぶりです。
その堅守を支えているのは組織的なディフェンスで、特にオーストラリア代表GKランゲラックを後ろ支えとしたディフェンスラインの守備は鉄壁を誇りますが、堅守の理由はそれだけではありません。
基本的には高い位置からボールを奪う守備を心がけますが、それが難しい時間帯やリードして相手が攻勢をかけてくる時間帯にはイタリアのカテナチオを彷彿とさせる徹底したディフェンスで相手の攻撃を跳ね返します。
ただ、相手の攻撃を止めるだけでは二次攻撃、三次攻撃を仕掛けられて、いくらグランパスの守備でも決壊するリスクが大きくなります。本当のグランパスの守備の強さは相手の攻撃の流れを切るディフェンス、セカンドアタックを許さない守備にあります。その強さについて守護神のランゲラック、そして攻撃的なポジションにありながら守備の奮闘も目立つ齋藤学に聞きました。
ミッチ・ランゲラック
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