サッカーの羅針盤

【名古屋グランパス】長いシーズンを1戦1戦、前向きに。丸山祐市と振り返る川崎戦の2失点目

”12ポイントゲーム”とも言える川崎フロンターレとの2連戦に敗れた名古屋グランパス。すでに9ポイントの勝ち点差が開きました。まだまだシーズンは3分の1に達したところで、下を向いている暇はありませんが、前に進むには検証も必要ということで、丸山祐市キャプテンに第二戦の2失点目について聞きました。

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もちろん丸山キャプテンと言えばミスパスからオウンゴールになってしまった3失点目がフォーカスされます。

「ちょっときてるなと思って後ろを確認せずにいつも通り出してしまった。僕自身の認知力と集中力が欠けていた」

プロ10 年で初めての経験であり「落ち込んだというよりかはやっちゃったなと」という心境だったことを振り返る丸山祐市ですが、チームメートが無理に励ますより普段通り接してくれるのを感じて、結果の責任は受け止めながらも前を向いてやっていく意識が強いようです。

公式Twitterのメッセージとそこに付いた多くのファンサポーターからの温かい言葉については「妻に教えられて知った」という丸山。チームがそこから2点返したことで結果的に3失点目が勝負を分ける形になったことは自覚しているようです。

ただ、やはり試合の大局を考えると三笘薫の突破から山根視来に決められた2失点目が大勢を決したことは間違いないでしょう。第1戦は前半からなすすべもなくゴールを重ねられましたが、第2戦はセットプレーからの失点を除き、ほとんどうまく対応できていたところから唯一と言っていいほど川崎らしく崩されたシーンであり、名古屋グランパスの守備をさらに一段上げていくヒントにもなりうるシーンです。

丸山祐市に聞きました。

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