ロングボール=ポゼッション放棄ではない。FC琉球の戦術に見るゲーム支配の新たな潮流
「3Dフットボール」と言う自論をYahoo!の記事で提唱しましたが、そのとっかかりになるかもしれない戦い方を意図的に用いているJリーグのクラブがあります。FC琉球です。
2019年に就任した樋口靖洋監督は守備の構築に定評がありましたが、FC琉球の監督就任会見において「沖縄の青い海に守備的なサッカーは似合わない」という名言を発して、その通り素早いパスワークを軸とした攻撃的なスタイルを構築しながらJ2の14位、16位という成績で3年目を迎えました。
小泉佳穂が浦和レッズに、河合秀人が松本山雅に、鈴木大誠が徳島ヴォルティスに移籍するなど、琉球で大きく成長した選手が引き抜かれる中で、上里 一将キャプテンを中心に戦えるチームに仕上げてきている樋口監督はさすがJ1の指導経験も豊富な監督であり、出て行った選手に劣らず、琉球の戦いを体現できるタレントをスカウトする強化部も高く評価できます。
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