サッカーの羅針盤

”03ジャパン”始動。Uー18大岩剛監督が描く世界への道筋

2年後のUー20W杯を目指す”03ジャパン”Uー18日本代表がスタート。5月5日から2日間のトレーニングを経て7日には関東大学選抜との練習試合に臨み、45分×3本で4−3の勝利を飾りました。

「今回の合宿をこの状況下の中で開催できたこと、関東大学選抜のスタッフ、Jヴィレッジの皆さんに代表合宿ができたことに感謝したい」

大岩剛監督は言わずと知れた元日本代表のDFであり、現役時代は名古屋グランパス、ジュビロ磐田、鹿島アントラーズと名門を渡り歩き、数々のタイトルを獲得して来ました。そして2017年5月から2年半、鹿島の監督としてクラブ初のACL制覇に導き、アジア代表としてUAEでのクラブW杯も経験しています。

それまで「鹿島で柴崎、昌子、安部裕葵など高卒から1年目の選手は見て来ましたけど、ユース年代を見たことはなかった」という大岩監督ですが「この年代のポテンシャルに驚かされた」と語ります。

「選手たちのワクワクするような目だったりプレー、実際に試合では押し込まれる場面も多かったですけど、徐々に慣れて行った。自分たちでプレッシャーを外していく術を持っていて、ゲームの中で変えられることに感心させられた」

ただ、本来はあるはずだったAFC アジア選手権やU−17W杯が新型コロナウイルスの影響で無くなり、これまではJFAが積極的に行っていた海外遠征や対外試合もなかなかできない中で、アジア、さらに世界にどう向かっていくのか。大岩監督の経験が鍵を握ります。

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