【トス研・第11回】セレッソに引き分けも、中野嘉大のバイタル侵入が象徴する厚みのある攻撃
久々の勝利を飾った前節から1週間明け、サガンは前半戦で敗れたセレッソをホームに迎えた。勝ちきれないゲームが続いた中で、五輪に参加中の林に加え、詳細は不明だが山下の離脱による得点力不足が懸念されたが、2トップを組んだ酒井と小屋松は2人そろって得点を奪う活躍を見せた。
とりわけ酒井は、驚異的な身体能力を発揮して2戦連続ゴールを記録。新たな主砲として名乗りをあげた。ベンチでは金監督の指導停止処分が継続中のため、片渕コーチが引き続き指揮を執る。二種登録の福井や、ここまでルヴァンカップのみの出場だったオフォエドゥなどがベンチで出番を待つ。
(分析・河治銀河)
21分 厚みのあるサイド攻撃から、中野嘉大がバイタルエリアに侵入。
※図は一部の選手を省略
セレッソはACLからの帰国以降、ハードな戦いを強いられている。ヴィッセル、FC東京の2試合を中3日でこなしているが、メンバーに大きな変更をせずに戦っている。さらに、中2日での今節もFC東京戦と全く同じメンバーを起用し、疲労の蓄積が心配だ。リーグ戦での勝利は4月末のレッズ戦以降ないが、得点は取れているだけに勝つためのもう一工夫が欲しい。瀬古が五輪に召集されて不在だが、攻守で頼もしいチアゴに期待が寄せられる。また、サガン時代に中心選手として活躍した原川は、初の古巣対戦に臨む。
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