サッカーの羅針盤

【維新の風】”後半戦へ”レノファ山口が進む道:渡邉晋監督が見る大槻周平と田中渉の効果

レノファ山口は23試合を終えて現在15位。ここから五輪による”中断明け”に入っていきますが、ジェフユナイテッド市原・千葉からFW大槻周平、ベガルタ仙台から渡邉晋監督の”秘蔵っ子”でもあるMF田中渉を加えて、さらにチームとしての進化を示すべき段階に来ています。

戦術的な目は揃ってきているという渡邉晋監督。その中で二人の補強についてこう語ります。

「シーズンの途中だとクラブの財政規模も含めて、他のクラブのレギュラーをボンって獲ってくることはできない。そう考えると周平にしても渉にしても残念ながら今シーズン、出場機会が少なかった。そういった選手が個人個人の価値をもう一度高めていく、そういう場所をこのレノファでやっていくところは彼らに期待しています」

目の前の試合を勝つことも大事ですが、2年でのJ1昇格、さらなる未来に向けてどういう展望を描いているのか。二人の補強をメインに聞きました。

ーー新加入の二人に関して大槻選手は千葉でも取材して、その時はかなり意気込みも語っていたので、本人悔しさもあると思うんですけど、どうすればレノファで活躍できるといったことを話しましたか?

補強のポイントのところで、しっかりとスコアを上げる仕事ができる選手を第一に考えていました。我々のチームの特徴、選手の特徴を考えるとクロスに対するアクションが足りなかったので、そこを明確にしてくれる選手が必要だった。

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