サッカーの羅針盤

【維新の風】運命のラスト10 に向けて、高木大輔:応援してきて良かったなと思ってもらえる10試合にしたい

J2も残り10試合。現在17位のレノファ山口はJ1昇格の可能性を残すアルビレックス 新潟と対戦します。高木善朗との兄弟対決も注目される高木大輔はそれを楽しみにしつつも、ここからチームのために何ができるのか、そして名塚新監督のもとで、どういう心構えで戦っていきたいかを語りました。

高木大輔

やっぱり自分たちに結果が出ていなかった分、攻撃も守備も消極的になってしまったかなと。どっちかというと後ろに重かったかなというのは正直感じた部分もあったので、それがナツさん(名塚監督)に代わってから、ああ後ろに重かったんだなと気付かされた部分もあるので。

前節(ヴェルディ戦)は前から人をかけた守備に変わったりだとか、攻撃もどんどん追い越して、取られたらみんなで走って戻ればいいぐらい言ってくれたので、僕らも思い切って行けた。交代で入った選手もチームに、点であったり結果にはならなかったですけど、チームをプラスにプラスに持っていってくれた。

後半はヴェルディに押し込まれる場面も少なかったと思うので、そう言った面でチームとして戦っているというのをよりだせたと思うので、本当にもっともっと、こういう順位だし、なかなか下を見ると厳しいというか、だんだん詰まってますけど、下を見るんじゃなくて、とにかく前へ前へ、上に行くためには自分らの成長もそうだし、下との差を守るためのサッカーをするんじゃなくて、どんどん攻めるサッカーをしたい。本当にナツさんを信じて、前向きに戦っていきたいと思います。

ウイングバックの選手は交代わくが3枚であっても5枚であっても90分出られることは大事ですけど、ウイングバックって縦の100メーターを攻撃も守備もやるイメージなので、特に交代がわくが5人になってから、僕は90分持たせようとは全く思ってないし、自分とまた違った良さを持っている選手もいるし、メラメラしている選手がたくさんいる。

みんな90分じゃなくて、1分1秒を無駄にすることなく、まず45分を全力で。今は飲水もあるので、22分、23分ぐらいを×4セットという計算で、どんどん出し切っていいんじゃないかなって思う。ナツさんは就任したときに、90分終わって倒れてもいいと言ってくれたので、そのぐらい選手にもっと出し切って欲しいと思うので。

僕らは気付いてなかったかもしれないですけど、それが出し切れていなかった部分もあると思うので、もっとリミッターを外して、勝った時こそ大人しくなるぐらい、疲れて誰も喋れないぐらいのスーパーなハードワークや戦うところを出していきたいと思います。

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