【レノ研】さらなる飛躍のために。田中渉に聞く空間と時間の判断
レノファ山口は東京ヴェルディに3−0で敗れてしまいました。前半22分のヘナンの退場が試合の転機になったことは確かですが、そこまではレノファにも得点チャンスがあっただけに、悔やまれる部分もあります。
攻撃のキーマンになっているのは2年目の田中渉で、ヴェルディの選手たちに比べてもスキルの高さは目立っていました。その中で1つ気になったシーンがあります。
前半9分、左で橋本健人とのパスを受けた田中渉はヴェルディの3人に囲まれながらもドリブルで縦に抜けて、相手陣内に進出します。そこからゴール前の大槻周平に合わせようとしますが、ボールは頭上を越えて行きました。
大槻の動き出しと身体能力を考えれば、本当にピンポイントでボールが合ったらゴールというシーンではありましたが、田中渉の前方にはまだスペースがあり、相手サイドバックの深澤大輝は沼田駿也に引っ張り込まれてインサイドにいました。
そして大槻は二人のセンターバックに挟まれる状況になっていたので、左足のクロスとしてはかなり難易度が高かったのも事実です。ここでどうするべきだったか。次の天皇杯では憧れのイニエスタがいることもあり、さらなる飛躍の鍵になる空間と時間の判断にフォーカスして聞きました。
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