「川崎フットボールアディクト」

【インタビュー】スリムクラブ・内間政成さん「風間八宏監督とタモリさんの意外な共通点」その3

 

スリムクラブ・内間政成さんへのインタビューの第3回目は、等々力についてのレクチャーや、沖縄キャンプに使える豆知識などを聞きました。

取材協力 CHA爛PO走 | ちゃらんぽらん

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■サッカーはもちろん、等々力も見どころが満載

――いずれにしても、ぜひ一度等々力に来ていただければと思います。
「この取材を受けるのもありますが、ちょっと色々と調べたりして、スタジアムを見たりして、雰囲気良さそうですよね。楽しそうですし、お子さんも多そうですし、なんかガチガチのサッカーを見るというよりも、遊びながらサッカーを見るという感じはうけました」

――メインスタンドが今年完成するんですが、そういう家族向けのスペースを作ったりしてて、工夫してますね。だからそういう意味ではイメージされている空間は作れていると思います。
「観客動員数は多いんですか?川崎フロンターレは」

――リーグでは8番目だったと思います。キャパの問題もありますね。
「なるほど。でも結構入るんですか?」

――去年は入るときは1万7〜8千人は入ってましたね。キャパが20000人くらいなので、稼働率は高いですね。
「それはいい数字なんじゃないんですか?」

――そうですね。今年、メインスタンドが新設されて7000席ほど増えるんですね。収容人数が26000人くらいになります。
「そんなに増えるんですか。それだけ増やせるということはニーズはあるということですかね?」

――ニーズはあると思います。昨季は終盤、ずっと完売という試合が続きましたしね。なのでぜひ一度お越しいただければと思いますけどね。
「そうですね。行ってみたいです」

――それ以外にもスタジアムグルメなども充実してていいですよ。
「食事は仕事の楽しみの一つでもありますね。地方に行った時とか、イベントの時とか。川崎フロンターレのホームページを見たらうどん屋さんとかもありますよね」

――ありますね。山田うどんという店舗が出ていて、あとは春日山部屋という相撲部屋が川崎市内にあるんですが、そこのちゃんこ鍋を使ったうどんがあります。
「それは美味しそうですね」

――これは定番メニューとして親しまれています。
「結構凝ってますね。他のスタジアムはどうなんですか?」

――他のスタジアムでもだんだん充実してきてます。スタジアムグルメは重要な要素なので、そこは各チーム力を入れてます。
「なるほど。ぼくなんかは飲みながら見たいというのがあります」

――サントリーさんのプレミアムモルツの飲み放題プラン付きチケットというのが売られていた記憶があります。
「飲み放題もやるんですか。攻めてますね(笑)」

――はい。やってましたね。
「ビール好きには嬉しいですね」

――新しいスタンドの方であればトイレもしっかりしてるので、何杯飲んでもすぐに行ける、はずです(笑)。
「そうなんですか。だからああいうところに行って飲んだ時にトイレが気になるんですよね。トイレが充実してたら気軽に飲めますね」

――新スタジアムはそこも充実しているようです。あとは小さなお子さんを連れて来られても、大丈夫な席種もありますしね。
「なるほど」

――去年、来るかもとなった時は事前にチェックしたんですか?
「その時はしてないですね。連れて行ってくれるという人が居たので、委ねてました」

――フロンターレはイベントが充実していて、事前に調べておくとより楽しめると思います。
「それは試合開始前ですか?」

――そうですね。たとえば、コラボだとF1のようなレーシングカーを持ってきて、トラックを走らせるというイベントをやったり、バイクも走らせましたね。
「それは別の競技場でやるんですか?」

――いえいえ、試合をやってるスタジアム内を走らせるんですよ。
「それはすごいですね」

――あとは東急さんとコラボしてたり。
「それは見ました。東急バスの解体ショーとかありましたよね」

――オークションしてたりして。
「ミラー売ったり(笑)」

――あれは濃かったですね(笑)。
「あれこそタモリさんとか好きそうですよね(笑)」

――そう思います。
「東急バスはほとんど毎日乗っててちょっと親近感があります。家からすぐ近いところにバス停があるので、それに乗って渋谷に出たりして」

――ぼくもスマホの地図アプリを使い始めてバスの路線の便利さに気が付きました。
「結構バスって便利ですよね。主要なところに行くのは便利だと思います。しかも電車に比べてバスって混んでない時間が多いんですよ。ラッシュ時はそれなりに混みますが。わりと座れます」

――東急さんでいうと、東横線は南北線を経由して、埼玉高速鉄道線に直通してて浦和美園駅までつながっているので、一度アウェイの浦和戦の時にツアーをやったんですよ。一本で行けるので。それで電車を一編成まるごと使ってフロンターレ用のアウェイツアーをやったんですね。それで浦和美園駅まで通したんですよ。
「それはすごいですね」

――すごかったです。とりあえず今後チャンスがあれば、見に行きたいなという感じですかね。
「それはもちろんあります。生で見てみたいので、試合もそうですが、スタジアムの雰囲気も味わいたいと思ってます」

――伊藤宏樹と即席で偽スリムクラブということでコンビ組んでください(笑)。
「それ、おもしろいかもしれないですね(笑)。お互いなりきってしばらくしゃべって、途中で相方が出てきて、何やってんだ、というような(笑)」

 

■「沖縄ではヤギ料理を試してください。羊と比べて7倍獣臭いです」

――ちなみに今年からキャンプが沖縄で行われるんですが、ここを見ておくといいよ、という場所はありますか?
「いっぱいありますが、キャンプはどこでやるんですか?」

――中城村です。
「競技場はあるんですね。キャンプというと色々とくるので、プロ野球も来ますしサッカーの方も来てますね」

――今年は多いようで、13チームくらい集まるようです。
「そうなんですね。中城のその競技場は知らなかったですが那覇から車で行って40分くらいだと思います。
おすすめはいろいろあります。世界遺産もありますし、海も綺麗ですし、真栄田岬というところの青の洞窟というのも有名です。洞窟の入口から太陽の光が差し込み、海底で反射して海水を青く染めるらしいです。あとは、まあ、食べ物とか独特なので、おすすめは結構ありますよ」

――これを食べておくといいという料理はありますか?
「強烈なのは、ヤギですね。ヤギのヤギ汁。獣臭がすごくて好きな人は好きなんですが、だいたい7割8割の人間は嫌いです。でもハマる人はハマる。ヤギ専門店とかがあって、獣の臭いが激しいです」

――羊系の臭いがするわけですか。
「そうですね。羊のたぶん、7倍くらいです(笑)」

――へー、そうなんですね(笑)。豚というイメージがあります。
「そうそう。豚はみんな知ってるので、ヤギは興味がある方は食べたらいろいろ視野は広がると思います。あと沖縄天ぷらは食ったことありますか?」

――ないです。
「結構独特で、衣が厚いんですね。こっちで言うサクサクではなくて、フリットっていうんですかね」

――エビとか揚げたやつでしたっけか?
「なんか、衣がもちもちしてるんですよね」

――衣で食わせる。衣が美味い、という話ですか?
「衣も美味い…。まあそうですかね。もともとは沖縄に食料がなくて、衣を厚くしてお腹いっぱいになるというのが起源です」

――中身は何ですか?
「イカとか、魚とか。もずく天ぷらとかもあります。これは美味いですよ。もずく天ぷら。あとは変わってるものでアオサの天ぷらとか。こっちの天ぷらとは違うので」

――行きつけのお店とかはありますか?
「行きつけはめっちゃあるんですが、ぼくの行きつけは沖縄料理屋じゃないんですよ」

――何料理なんですか?
「スペインです。スペイン料理と、あとはピザ屋さん」

――なんか、風土に合いそうな気がしますね。ラテンな感じで(笑)。
「雰囲気も合ってますし、そこはオレの友達がやっているというのもあるんですけどね。
スペイン料理は2軒あって、一つがスタンドというお店で那覇市久茂地というところにあります。もう一つが別の友だちが近場でやってるんですが、バル・アントニート。これも久茂地です」

――久茂地というのは商店街な感じなんですか?
「商店街というか、国際通り近辺の飲食街ですね。あとひとつ、めちゃくちゃ有名なところがあって、ピザなんですが、バカールという。そこはいつも行列ができてます」

――ここもお友達ですか?
「三人共そうです。中学の時の同級生です」

――同級生が二人別々にスペイン料理のお店を開店するってのも面白いですね。
「そうですね。たぶん二人とも同じ時期に同じ場所で修行してるんです。東京で修行していて、アントニートの方は中目黒の、バル・エンリケだったかな。そこで修行してるんですよね。そこは美味かったので同じ系統でやってますね。でも、東京の価格とは沖縄は違うので、沖縄はリーズナブルです」

――まだ泊まる場所を決めてないんですが、行きやすそうだったら行ってみます。
「お願いします。あとは沖縄料理も言っておきますね。国際通りだと、ゆうなんぎぃというお店です。これは知り合いではないんですが、美味かったですし有名です」

――では、沖縄はこの時期の服装はどんな格好すればいいですか?
「日にもよるんですが、寒い時はまあまあ寒いですね」

――キャンプは2月6日からです。厚手のコートは必要ですか?
「だとしたら、一応念の為に厚手の上着を持ってたほうがいいですね。昼間は日が差せばTシャツでもいけるんですが、夜は結構肌寒いです。この前3月に行った時は、春なのでそこまでではないと思ったんですが、寒くておれ、ダウンジャケットを羽織りました。だから読めないといえば読めないです。あとは、雨が降るのが多いこともありますね。それは毎年変わるんですけどね。だから、ちょっと南国のイメージばかり持たないほうがいイイと思います。もしかしたら、ということも頭に入れておくといいと思います。でも観光客は結構テンション上がっているので、気持ちで乗りきれるということもありますけどね。念の為にということで、寒い日もあるということは伝えたいです(笑)。

――沖縄の情報をありがとうございました。ぜひ一度等々力にお越しください。フロンターレのサポーターはみんな優しいので大歓迎してくれると思います。
「行きたいですね(笑)」

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