「川崎フットボールアディクト」

【コメント】練習試合、新潟戦後。「いい試合だったと思います。モデルケースとして。相手のタイプが全然違う中でやれたので」(中村憲剛)+大島僚太

kengo

新潟を相手に、45分を4本の形式で練習試合が行われた。

試合は、1本目、が0−5。2本目が5−0。

3本目が0−1、4本目が0−0という結果に。

以下、3本目、4本目に出場した中村憲剛と大島僚太のコメント。

 

■コメント

▼中村憲剛

――チャンスを作っていただけに、もったいない失点な試合でした。
「なかなか話すこと無いですよ、こういう試合は…」

――見ていて、1本目、2本目との違いはテンポで、早いなと思いました。新潟というチームに対しても、十分にやれていたと思いますが。
「これだけチャンスがあったら決めないと勝てない。いつも言ってるけど、いつもより多いからね。決定的なものだけでも7本くらいある。言い過ぎかもしれないけど、本当のGKとの1対1。それだけ作ったら決めないと、なかなか。それを後ろなんで守れないのと。
そうは言われてないけど、それで失点したらなかなか難しいね。だから難しい」

――言葉にしにくい試合だと。
「しにくい。ノーチャンスで0−1で負けたらなにか言うけど。なかなかここまで作れて勝てないのはね。だから公式戦前で良かったなと思いますが、ただ雰囲気は掴めてるからね、みんな」

――決定機に至る過程は良かったかなと思っていて…。
「過程は、だから自分たちがここまで取り組んできたこと、の成果なので、それは続けていって問題ないものだし。ただ、もっと押し込んで回したいと思いますが、新潟の人たちが裏をとれちゃうから、行っちゃう。だからなかなかタメが作れないというか、シュートで終わっちゃうし。オレらが狙っているのは、もっと押し込んで、相手を自陣に張り付けるということ。結構前から来て入れ替わっちゃうから、押しこまなくてもシュートまでいけちゃうから。それで何回か行って、相手ボールになる。だから、そこで決めてくれれば、ナイス。なんだけど、決めないとこうなる。行ったり来たりというか。だからもう少し『遊べる』かなというか、バイタルのところからもう少し『遊べるプレー』というか。もう1本、2本。それをやるといい崩しというか、みんなが近くでやって、最終的に最終ラインまで上げて崩してということは行けてるので。それと裏を一本で行けるシーンと。今日は悠はかなり取れていたので。だから難しいですね」

――前の4人がアタッカーだから、そうなると『遊べなくなる』ということになるんですかね。
「特にこういう風にゼロだとね。あれが1点目入ると余裕がでてかなり回せるんだけど、みんな欲しくなっちゃうから。だから、もう一人中盤的な選手というか、握れる人がいればおもしろいかなと思うんですが、けど今はこういう形でやってるので、それはそれで全然いいし」

――船山選手が入ってきてバイタルのところでもらうような動きをし始めて、リズムが出てきたように見えましたが。
「そうですね。あそこの一番前じゃなくて、ちょっと後ろくらいのところで前を向いたりとかフリーでうけてくれたら、オレと僚太がもっと前向きにサポートできる。だからどうしても。だから難しいよね。行けちゃってるから。アタッカー陣が」

――間とか言う前に、行けちゃったから。
「そう。結構間延びしてるし、そうするとうちのアタッカー陣が強いから。だったら決めろという話で」

――前半からガンガン裏を取れてましたよね。
「そう。だから難しい。名古屋みたいに後ろにスペースを作らないチームだったら、自分たちで回せるんだけど、そこがちょっと。だからいい試合だったと思います。モデルケースとして。相手のタイプが全然違う中でやれたので。新潟はプレスがJでは早い方で、それでも全然自分たち次第でいくらでもやれるというのが今日、自分たちで分かったし。でももっと押し込むには…。押しこむにはどうすればいいのかな? 難しいよね。わざわざ裏取れるところで取らないで回すというのも変な話で…。特にああいう風に前からマンツーマン気味に来る相手はひっくり返せる可能性が高いから。だから逆に難しい課題が出た気もしないでもない。待つチームだったらまた別なんですけどね」

 

▼大島僚太
――テンポの違いはさすがでした。
「でもまだもった時に、前が4枚になっている分、張り付いていてあまり当所がないというか。あとは、1ヶ所中盤というか、相手のCBの前に入ってくれると、そこで前を向けていい感じになると思いました」

――立ち上がりに小林くんが連続していい形を作れていたところを決めていれば、という話にもなるんですかね?
「自分もあったので、そこは何も言えないです。自分も練習しないといけない。でも決めきれれば疲れ方も全然違ってたと思います」

――新潟はペース配分を無視してやるという事を言ってましたが、それは感じました?
「あまり感じなかったです。たぶん、静岡でキャンプしてるんですよね。疲れてるんだと思います」

――1対1の強度も強かった気がしましたが。
「それはもう少ししっかり準備して、味方を見ておけばよかったと思います」

――健勇くんに対しては、みんなでどうした方がいいという事を言ってるようですが、パスで意図的に動かす、メッセージを送るというところは?
「それは自分がバテバテで。90分が初めてだったので、もう少し冷静に試合を見られるように…」

――健勇くんと船山くんとの違いはあるように見えたんですが、それは感じましたか?
「受ける意識だったり、あとはポジショニングだったり。健勇の場合は当てることができれば、キープはできるので、そこで自分とかが当てられるように前もって見ておきたいと思いました」

――当てられるポジションにもう少し居てほしいと。
「あとは、自分が蹴れるようなポジションから、というのもあります」

――1失点は仕方ない?
「あれは自分がミスしてからなので、そこはこれからの課題だと思います」

――今日の試合の感想は?
「決めきるところを決められればと思いますが、凄く要求しているのでどんどん良くなっていると思います」

 

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ