「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第1節横浜FMvs川崎 プレビュー】やれることはやれた。あとは結果を残すのみ。期待と緊張感の開幕戦

yoshito

■ステージ制の変更とその対応
ほとんどの方はすでにご存知だとは思うが、念の為に書いておくと今季からJ1リーグは2ステージ制が採用される事となった。ファーストステージ、セカンドステージそれぞれで、1回戦総当りの17試合を戦いステージ優勝者を決める。このステージ優勝チームに、年間勝ち点首位のチームなどを加えて行われるチャンピオンシップが開催され、年間優勝チームが決められることとなった。

昨季までの34試合で優勝チームを決める方式とは違い、半分の17試合で優勝チームが決まるため、開幕ダッシュが非常に大きな意味を持つ事となる。そうしたレギュレーションの変更も踏まえ、今季のフロンターレは準備を前倒しにして取り組んできた。

1月15日に始まった練習で体づくりを行い、ある程度仕上がった宮崎での一次合宿ではフィジカル系のトレーニングはほとんど行われなかった。宮崎に入る前に動ける体に仕上げられていたからで、合宿ではボールを使った密度の濃い練習に主眼が置かれた。

余談になるが、この宮崎合宿は宿舎の関係で4人部屋となるが、これも人間関係を深める効果があったという。「プロの選手に4人部屋は?」と見る向きもあるのかもしれないが、実際に選手に話を聞くと4人部屋の方が人間関係的にも多様性が生まれ、逆に過ごしやすいと話す。また、同じ空間で長時間過ごすことで相互理解が大幅に進むメリットもある。

一次合宿終了後、続いて行われた二次合宿は今年から沖縄が選ばれた。宮崎では芝生の問題。同じ宿舎に同時期に新規にプロ野球球団が利用することなどが重なったためだ。結果的に見てこれは正しい決断だった。中城村の芝は非常によく、実際に見てはいないが宿泊したホテルにも問題はなかったようだ。気候も温暖な日が続いており、合宿地としての沖縄は文句のつけようがない環境だった。

(残り 1793文字/全文: 2556文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ