「川崎フットボールアディクト」

【練習試合 川崎vs中央大学 レポート】「今日は相手チームを押し込んで、やろうというのがテーマの一つだった」(小宮山尊信)との試合は、一定の収穫を手にする形となる

komi

内容の悪かった名古屋、山形の2試合をふまえ、今週チームが模索してきたのがもう一度質を高めるということ。中村憲剛がいうところの「自分たちの本質、ボールを持つということ」をもう一度やり直そうということだった。この練習を受け、28日に行われた中央大学との練習試合は、その練習の成果を確かめるという意味があったという。

フロンターレの本質という視点で考えれば、ボールを保持し続けることはできていたと思う。ただ、浅いラインを維持する中央大学の最終ラインを崩しきれたかというと、最後のパスが引っかかったり、オフサイドを取られたりで、ギリギリのところで崩し切れないという印象が強かった。

そうした、攻撃が必ずしもうまく行っていたわけではない、という点について西部洋平に「もどかしさがあったのでは」と聞いたところ、「そこから崩せば崩せるのに、というところで結構、狙いすぎてた」という表現で試合中の心境を語ってくれた。この試合を見ていた方を含めてこうした感想が一般的なのではないかと思うが、そうなってしまった理由を小宮山尊信は次のように述べている。

「今日は相手チームを押し込んで、やろうというのがテーマの一つだったので、あまり一発というのは最初は頭にはなかったんです」

(残り 1328文字/全文: 1851文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ