「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第10節 川崎vs広島 プレビュー】連敗ストップなるか『。プロ初出場が見込まれる新井章太の活躍にも期待(2667文字)

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広島戦に向け、改めてFC東京戦の話になった。

退場者が出ていなければ違った結果になっていた可能性は高い。そういう意味で評価の難しいFC東京戦について、中村憲剛は次のように振り返る。

「コメントがしにくい2試合(FC東京戦、柏戦)になってしまった。東京戦は何かが悪くて負けたわけではない。悪いから負けたんだけど『これだ』という事があるわけではない」

ただ、そういう試合の中で、強いて言うなら局面ごとの個人のプレーを磨く必要があると話す。

「究極で言えば個人だから。そこは非常にもったいなかった。こういうサッカーをしている以上、つなぐというのは大事ですが、そこで取られたら意味が無い」

例えば試合終盤に武藤嘉紀に決められたFKの場面。あのFKにつながったファールがまず不要だということ。さらには、セットプレーのところの守備においてもマンツーマンでやっている以上「絶対にやらせない。負けないということでやらないと」と述べている。セットプレーについてはFC東京戦後のレポートにも書いたように攻撃の立場から大久保嘉人も辛辣な言葉を口にしている。

【J1 1st. 第9節 FC東京vs川崎 レポート】大久保嘉人のカズ超え弾も勝利につながらず。退場者が出る中、1−2の逆転負け(3082文字)
https://www3.targma.jp/kawasaki/2015/05/03/post2110/

「(セットプレー時に)みんなに気迫が全然足りないし。自分が決めてやるという気迫もないし。無理やったら、そらしてでも誰かに取らせようということが全然見えん」

パスを繋げるということと、局面で適切な判断を行うというのは、似通う部分はあるが別の次元の問題だ。すでにボールを握ることが上手いチームだと認識を持たれているフロンターレは、他チームからのそれ相応の対応を覚悟しなければならない。たとえばパスの出処を抑えられつつあるという問題だ。

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