「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第13節 川崎vs鳥栖 プレビュー】攻撃をシュートで終わらせる意識で試合を進めたい(2520文字)

tanimori
■新たな発想で試合を作る
「常識を覆す」という信念を元にサッカーに対する発想を転換させてチーム作りをしてきたフロンターレは、相手の戦い方を変えさせるくらいには、チームの色を出してきた。

相手がどれだけ守っていようとも、精度やボールのもらい方を合わせていければ、必ず穴を開けられる。そうした考えを胸にサッカーを作ってきたが、その結果として対戦チームは普通にやっていたら守れない、という発想に至ったように思える。その結果として何が起きたかというと、たとえば広島やG大阪のような、ゴール前をきっちりと固める戦い方を行うチームが出てきた。

その一方で、フロンターレが克服すべき課題として、たとえば3節の山形戦のような、前から献身的に動きまわる守備を行われた際に、思うようにサッカーを作れない、という経験もしてきた。そうした経験を踏まえつつ、フロンターレは自らのサッカーを進化させようとしている。その一つは、水曜日(5月22日)のナビスコ杯山形戦で見せたような、前線へのフィードを織り交ぜるということ。

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