「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第15節 川崎vs湘南 プレビュー】きつくても、走りぬく覚悟を持って、湘南戦に臨む。チームはまだ死んでいないことを証明したい。

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■自分らしいプレーを心がける小宮山尊信
横浜FM戦のレポートと同じような書き出しになってしまったことをお詫びしつつ、小宮山尊信のエピソードでプレビューを始めたい。

気負うこと無く淡々と、湘南戦について話す小宮山尊信に、試合をイメージして考えていることを聞いた。その小宮山が「自分らしく行くということです」と口にした時に、ふと頭に思い浮かんだシーンがあった。フロンターレへの移籍後初めて決めたゴール、の後の場面だ。

2010年5月1日。夕日が差し込み、赤みがかったスタジアムの風景の中で、湘南のゴールにシュートを突き刺した小宮山が、右手を突き出してGゾーンへと走る姿は今でも記憶に鮮明だ。予め白状しておくと、小宮山の移籍後初ゴール自体は実は覚えていなかった。なぜ、あのゴール後の小宮山を覚えているのか。それは、ほとんど感情を出さない小宮山が感情を爆発させ、サポーターの元へと駆け寄った姿が印象的だったから。個人的に、フロンターレの歴代のゴール(後)の中でも好きなシーンの一つだ。

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