「川崎フットボールアディクト」

【J1 1st. 第16節 川崎vs松本 プレビュー】守備の強度の強い相手に対し、普段通りのサッカーで攻め崩せるか。船山貴之の移籍後初ゴールにも期待したい(2324文字)

huna

■代表とフロンターレの類似性
谷口彰悟が招集された日本代表の試合を見ていて、フロンターレの試合を見ているような感覚を持たれた方は多いのではないだろうか。シンガポールが引いて守ることは仕方ないとは思うが、さすがにハリルホジッチ監督は、引いて守る相手を攻め崩すための準備をしてはいなかったという。チーム作りの時間が制限される代表の試合で、思うようにシンガポールのブロックをこじ開けられなかったということ。それでも決定機を作っていたということ。サッカーの戦い方自体は悪いものではなく、あとは最後の1歩のところの精度を高めるしかないという試合だった。

僕自身はあの試合を見ていて、フロンターレの試合との類似点が見られて非常に面白かった。風間監督は、シンガポール代表のように引いて守る相手をどう崩すのかの方法論を、就任直後から選手たちに与えてきた。それでもJでは苦しむ試合もある。であるならば、就任間もないハリルホジッチ監督が日本代表選手を使いこなすのはそう簡単なことではないと思った。

あのグループの中に谷口がどこまで食い込み、長谷部誠を脅かすことができるのか。フロンターレでの経験をうまく代表に伝えて欲しいと思った。

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