「川崎フットボールアディクト」

【コラム】大久保嘉人が認めた男。新天地へと旅立つ

13日に代理人がクラブハウスを訪れていたことは把握していたのだが、まさかそこで移籍についての話し合いが持たれていたとは思わなかった。完全にノーマークだった。

レナトはいつもと同じように練習して、同じようなはにかんだ笑顔で麻生を後にしていた。いつもと変わらない表情に見えたが、ポルトガル語が話せたなら、もしかしたら顔なじみの記者に別れの言葉の一つでも掛けたかったのかもしれない。それくらいには心優しい選手だから、たぶんそうだと思う。いろいろな事情がわかってきた今、改めてその時のことを振り返ると、そんな気持ちを秘めた表情だったように感じた。

(残り 952文字/全文: 1220文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ