【J1 2nd. 第12節 新潟vs川崎 プレビュー】「手応えを確信に」すべく、結果がほしい。相手のプレスをどう剥がすのかがポイントに(1877文字)
■固まりつつあるメンバー
紆余曲折を経ながらチームが固まりつつある。新潟戦に向けて試されているフォーメーションが、実際に試合で採用されるとすれば3試合連続。これは今季初のことで、逆に言うとそれだけチーム作りに苦労してきたということが言える。
メンバーが固まってきたことを歓迎するのは中村憲剛だ。
「それは大きいですよ。簡単じゃないから、毎回変わるのは」と述べると「ケガとかもありましたが、セカンドステージ最初作ってきたチームが、レナトが居なくなって、試行錯誤してきた。それが田坂が入ってうまくいくかなと思ったらケガして、悠がいなくなって。それがやっと全部終って、本来の自分たちの良さでできるようになりました」と話す。その良さを「明日しっかり出したいと思います。ここで勝つことで更に自信が上積みされると思います」と述べていた。
大久保嘉人、田坂祐介、小林悠の3選手が並ぶ3トップは、相手が作る守備ブロックを攻略し、ゴールに迫る場面を何度となく作っていた。その完成度の高さは対戦チームにしてみればまさに脅威。メンバーが固定されつつあるここ2試合で奪った9ゴールがそれを証明する。守備に難点のある甲府と名古屋が相手だったとはいえ、彼らをしっかりと攻め崩した攻撃は見事。特に前節の名古屋戦は、個人技とグループでの崩しとが融合しており、名古屋の守備のゆるさと相まって圧倒的な攻撃を魅せつけることに成功している。
フロンターレが目指してきたサッカーがその片鱗を見せつつあるとも言えるが、あの名古屋戦をイメージしてこの新潟戦に臨むのは戒めたい。新潟の守備は、名古屋とはまた違う厳しさを持つからだ。
そんな新潟戦で、特に注意すべき選手が出場停止から復帰のレオ・シルバだ。彼一人でサッカーができるわけではないが、攻撃的な守備にフロンターレは苦しめられそう。レオ・シルバをうまくいなしつつ、ゴールに向けてボールを運んで欲しいと思う。
■手応えを確信に
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