【J1 2nd. 第15節 川崎vs横浜FM プレビュー】敗戦を糧に、残り3試合に臨む。主導権を握る展開に持ち込みたい
■技術向上の必要性
内容と結果のギャップに打ちひしがれた広島戦を踏まえ、チームの心理的なダメージが気になっていた。ただ今週の練習を見る限り、空気が極端に落ち込む様子もなく、それほどひどくひきずっているようには見えなかった。
その理由の一つには風間監督のチームマネジメントの上手さがある。風間監督は広島戦を落としたことについて「ワンタッチだけで、相当チャンス(をゴールにできるか、逃すのか)の差があるし、ものすごくそのミスが大きい」のだと振り返る。だからこそ「完璧を目指す」必要があり、「それ(ミスのないようにプレーの質)を伸ばしていかないと」だめなのだと話す。そして次のように言葉を繋げた。
「これだけまだ伸びしろがあるんだということ」
この結論を選手たちは素直に受け取り、技術向上に向けて練習に打ち込んでいる。つまり風間監督は、広島戦の敗戦の事実をうまく練習へのモチベーションに繋げており、練習は活発な雰囲気のもとで進められていた。
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