【速報レポート】J1 1st. 第1節 広島vs川崎 早めの交代采配で、勝利を呼び込む
■支配すれど、ゴールは決まらず。
立ち上がりからフロンターレが主導権を握る展開。
スピードダウンすべき場面と、縦に早い場面とを使い分け、攻撃を組み立てる。
小林悠をトップに固定し、大久保嘉人、狩野健太、森谷賢太郎が自由に動き回る攻撃は広島にとってはかなりの脅威だったはず。
また相手陣内の高い位置から斜めに入れる縦パスで広島守備陣を揺さぶった。
35分の狩野健太の決定機を筆頭にチャンスは作れていたが、いい形でのシュートまでは打てず。惜しい試合展開に。
広島はミキッチを使った鋭いカウンターを足がかりに反撃を試みており、セットプレーを含めて脅威だった。フロンターレが無得点で終わった試合展開を考えれば、広島はフロンターレに攻めさせていたという言い方もできる。
そういう意味で両チームの良さが出ている前半だった。
■早めの交代采配で勝利へ
後半立ち上がりに広島の攻勢を受けるが、凌いでイーブンのペースに。
0−0のまま推移した試合に対し、風間監督は早め早めの交代で局面の打開を図る。
試合を動かしたのは、後半67分にピッチに立った中野嘉大。左サイドで仕掛けて千葉をはがしクロス。これを小林悠が決めて先制点を奪う。
ホーム広島の猛攻を浴びるが、同点ゴールは許さず1−0で勝利を手にした。
選手交代を含め、幸先のいい勝利となった。