「川崎フットボールアディクト」

【コラム】ためにためた「イェイ!」の一体感と、裏方さんの危機管理


ものすごく綺麗なゴールだったということで、スタジアムを巻き込んで喜びが広がる最中、冷静な選手たちがいた。

先日の甲府戦の前半9分。中村憲剛が鮮やかな直接FKを突き刺した先制点の場面だ。

喜ぶ憲剛が右手を折りたたみ、「ウー」を始める。サポーターがすぐに分かるその予備動作に、「イェイ」への期待感が高まる。記者席でも思わず「ウー」と声に出すくらいには一体感が高まる。「どこまで走るんだ?憲剛(笑)?」と内心でツッコみつつ、極限までためた憲剛が「イェイ」を決め、スタンドと一体になって喜んでいたその時、ピッチでは次のプレーに備える選手たちがいた。

(残り 1779文字/全文: 2047文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ