「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】ナビスコ杯 GL 第3節 新潟vs川崎 後半も戦いのベースは変えず。追加点を奪い5-0で勝利

■肉食系プレスで新潟ボールを絡めとり続けた

「鬼門? なにそれ、うまいの?」という前半。

三好康児の、ペース配分を無視した肉食系なオニプレスがスイッチとなり、フロンターレが新潟ボールを全力で追い詰め続け、新潟陣内で次々とマイボールにした。

前半35分ごろまでは圧倒的なフロンターレペース。

結果を切望してきた狩野健太が蹴ったCKから2得点。PKでも狩野が移籍後初ゴールを決めて3-0で前半を折り返す。

結果としての3-0は望外のものだが、覇気がなく、予測もできていない新潟の選手たちのだらしなさにも救われた部分も否定出来ない。

また、流れの中では決定機の一つ手前までは作れているが、決定的な場面は少なく、後半はそういう部分を期待したいところ。

この展開ではGKの出番は少ないが、半袖半ズボンのソンリョンが少々気になった。

■後半も、やりきる
3点のリードを持って入った後半も、自分たちのサッカーをやり切る。
自陣に押し込まれてもボールを蹴らず、ボールを繋いだ。その結果として、苛立つ新潟の選手に危ないタックルを受ける場面も。
リードを保つことを考えて、ゲームを壊しても良さそうなものだが、そこで自分たちのサッカーをやり切るところに心意気を感じた。

後半は橋本晃司が移籍後初ゴールで4点目を奪うと、狩野がこの日2点目を決めて大量5得点。守っても、体を張った守備で無失点に抑え、ナビスコ杯初勝利を手にした。

なお、登里享平と小宮山尊信の二人が負傷してしまったのが気になるところ。

(取材・文/江藤高志)

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