【コラム】大久保嘉人が太鼓判を押す、三好康児
■やるべきことをやっただけ
「おー、大したものだ」と内心感心していた。傍らに、キレる丹羽大輝を従え、三好康児は堂々としていた。
丹羽がキレたのは、新井章太からのゴールキックを跳ね返そうとした時、三好に激しく競られたため。ファールの笛が吹かれた直後、即座にカードを提示したレフェリーに止められながら、丹羽はしばらくキレ続けていた。
この一連の判定により、ごく僅かな時間ではあったが、G大阪に攻め立てられていたフロンターレは貴重な時間をつぶすことができた。このカードによるG大阪ボールのFKがフロンターレ陣内に蹴り込まれ、このセカンドボールを三好が競ったその瞬間に試合終了の笛が吹かれた。
遡ること約1年。三好は第4節の新潟戦に、途中交代出場してプロデビューを果たす。その三好に代わり、ピッチから退いたのは大久保嘉人だった。タッチライン際に立つ三好の姿を認めると、徒歩からダッシュに切り替えてベンチに下がった。
その時の大久保の心境については以下のエントリーにて紹介した通り。少しでも長い時間戦ってほしいという親心からのダッシュだった。
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