【レポート】J1 1st. 第10節 川崎vs仙台 仙台の堅守を崩せず。大島僚太の個人技でかろうじて引き分ける
■崩しようはあった
いつも取材対応がしっかりしている大久保嘉人は、クロスの合わなさについて一言だけコメントして、ミックスゾーンを後にしたという。
中村憲剛は、あまり見ないような悲痛な表情のまま取材に応じてくれていた。
その憲剛が話してくれた内容を大雑把に要約すると、攻撃に怖さがないという話だった。相手が怖がるプレーができていなかったとの悔しさが、口をついて出てきた。
そんな試合は、前半はまだ崩せている場面は多かったように思う。特に大島僚太からの縦パスは急所を突く意外性を備えたもので、見ていて楽しさを感じさせるものだった。そうした組み立てもあり、ある程度のところまでは崩せてはいたのだが、シュート数自体は僅かに2本。せっかく運んだボールも、最後の場面でミスしてしまっては攻撃をシュートで終わらせることができない。ペースは握っていたが、肝心のシュート自体は少ない前半となった。
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