「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 1st. 第11節 柏vs川崎 中村憲剛、大久保嘉人を中心に攻撃力を発揮。堅守柏に3−1で快勝

■堅守柏に先制弾
試合前に入念に水を撒いていたことから、試合への期待感が高まった。それはパスを主体とするサッカーを実行するのだという柏のアピールで、フロンターレと同じ土俵で戦うのだとの宣言だった。散水される日立台のピッチを見て、両チームが真っ向から打ち合う、サッカーの楽しさが表現される試合になるのだろうと思っていた。

ところが期待半分、怖さ半分で始まった試合は、ある意味拍子抜けする展開となる。フロンターレが柏を圧倒。押し込み続けたからだ。大久保嘉人の1トップに中村憲剛がトップ下に入る布陣がこの日は自由に躍動した。

柏のリーグ戦無失点での5連勝の原動力は、前線からの激しいプレスにあった。ところがこの日の柏は、ファーストディフェンスの位置をある程度下げ、自陣にフロンターレを引き込んでから守備を行うというスタイルを取っていた。

前半立ち上がりからの柏の戦いぶりについて大島僚太は「あまり来なかったので、プレッシャーが無かったので、そんなに困ることもなくできました」と述べている。

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