「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 1st. 第17節 川崎vs大宮 試合内容で圧倒し、ファーストステージ最終節を勝利。ただし鹿島には追いつけず2位で決着

■クラブ史上最多の観客
いい言葉だ、と思った。「居ても立っても居られない」という一言だ。ファイフロの二代目MCを務めてきた旧姓安中都さんは、チームがJ2からJ1に昇格する2003年〜05年まで番組を担当していた。当時は観客数が2000人台の試合もあり、2階席が閉鎖されることも珍しくなかった。そんな時代を知る一人なだけに、先週の福岡戦の結果を受け「優勝の可能性があるのならば」と等々力を訪問することを決断したという。

昨季まで川崎U18でプレーし、今は名古屋経済大学の1年生ながら主力選手としてプレーする瀬川ヤーシャもそんな想いを持つ一人。ユース時代から痛かったという腰を改めて検査してみたところ「第五腰椎分離すべり症」に罹患していることが判明。平たく言うと腰椎の疲労骨折で実家で療養中だというが、その体をおして等々力を訪れていた。

この2人の他にも、等々力を訪れたそれぞれに違う想いを持つ一人ひとりの観客が、クラブ史上最多となる26,612人のスタジアムを作り出し、選手たちを後押しした。そして選手たちは、自らのプレーの数々で、スタジアムを訪れたサポーターを楽しませた。

(残り 2355文字/全文: 2838文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ