【レポート】J1 2nd. 第3節 川崎vs新潟 冷静さで掴んだ劇的な逆転勝利
■最後に訪れた歓喜
露骨に時間稼ぎを行う新潟の選手に、彼らの苦しさを感じた。と同時に、ピッチ上のフロンターレの選手たちからは、十分に勝てそうな空気を感じていた。2-2の新潟が逃げを打ちたくなる気持ちがわかるくらいに、フロンターレは試合を支配していた。
ここ最近好調を維持している車屋紳太郎が、この試合数えきれないほど繰り返してきた左サイドの攻略を試みる。大久保嘉人が中盤にポジションを下げてパスを引き出し、前方の橋本晃司に付けた場面だ。橋本は相手DFをブロックしつつ、スペースに走りこんできた車屋に流し込む。このボールを車屋がダイレクトでゴール前に入れる。
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