「川崎フットボールアディクト」

【インタビュー】「更衣室設置のための募金活動を、9月10日の福岡戦から開始します」(八巻哲男・特定非営利活動法人川崎市サッカー協会理事長)(2/2)

■更衣室寄付のための募金活動
--川崎市内に強豪チームがあればそこでプレーしたかったが、無いからベレーザに行くということはよく聞きますが、クラブチームが活動するためにもグラウンドが必要になってきます。天皇杯の収益レベルではグラウンドは手に入らないですかね…。
「川崎はフロンターレさんのおかげで、やっと人工芝のグラウンド(等々力緑地公園内の第1サッカー場)が手に入った、というレベルですからね。実はあのグラウンド(等々力第1サッカー場)は、クラブハウスがないため更衣室がありません。そこでうちの協会でそれを寄付させていただくことになりました」

等々力緑地公園内の第1サッカー場、第2サッカー場
http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000018/18603/270330_todorokiryokutinaitizunogoannnai.pdf

--その建設資金を天皇杯の収益である程度充当するということもあるのでしょうか?
「もちろんそうです。ちゃんとしたものではないんですが、プレハブで、そこそこ広く作りたいと思っています。第1サッカー場と第2サッカー場がありますので、そこで上手く使えるようにしたいと思っています」

--今、人工芝1面、土のグラウンド1面の2面がありますが、資金さえあればもう1面を人工芝にしたいという考えは?
「運動はしています。市の方に…」

--建設費が2億円だとすると、2万人に入ってもらって、290万円で約68試合。なかなかハードルは高いですね…。
「そうですね、難しいいですね。
ただし更衣室は来年の3月にはできると思います。とりあえずうちも積立金があったので、そのお金を使います。利用者のみなさんは困ってる方が多いということですので。あとはこの更衣室設置のための募金活動を、フロンターレさんにご理解いただいて9月10日の福岡戦から開始します」

--そうした事情なら、フロンターレのサポーターも協力してくれそうですね。
「実は天皇杯ではやってはいけないんです。これは日本サッカー協会の方でダメだと。でも、フロンターレはいいと言ってくれているので、Jリーグの試合でやらせてもらえればと思っています。フロンターレが運営する次の福岡戦から始めたいと思っています。ぜひ多くのみなさんのご協力をお願いしたいと思います」

等々力第1サッカー場への更衣室設立募金
http://kawasaki-fa.com/info/20160905/

(取材・構成/江藤高志)

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