「川崎フットボールアディクト」

【鼎談】川崎フロンターレは、優勝できるのか?「最後の3試合が大事なのは選手は分かってる。だからこそ、その前の神戸戦」(いしかわごう×竹中玲央奈×江藤高志)(2/4)

クラブ創立20周年の節目に当たる2016年シーズン。川崎フロンターレは年間王者を目指して着実に結果を出し続けている。サポーターの期待も高まる中、フロンターレを取材してきた記者に集まってもらい、今季のこれまでと、これからについての鼎談を行ったのでごらんください。

出席者
いしかわごう(フリーライター)
竹中玲央奈(エル・ゴラッソ・川崎担当)
江藤高志(川崎フットボールアディクト)

※文中、選手名の敬称を略して表記している部分や、選手の呼称そのものに若干のバラツキがありますが、鼎談の雰囲気を重視し表記の統一はしておりません。あらかじめご了承下さい。

【第二部】 ここからの戦い方
■優勝戦線について

江藤高志(以下/江藤) 改めて、今年のレギュレーションが難しいところがあるから、優勝できるかどうかはわからない。年間勝ち点1位を取ってても。

竹中玲央奈(以下/竹中) でも、結局は年間勝ち点1位を取れたチームが強い方向ですよね。

いしかわごう(以下/いしかわ) しかもフロンターレの勝ち点ペースって、年間最多勝ち点になる可能性があるといいます。

竹中 60の到達が速かったんですよね。

いしかわ 去年優勝した広島の勝ち点が74でした。2013年優勝の広島、2014年優勝のG大阪の勝ち点は63なので、すでに並んだことになります。
※ちなみに2005年優勝のG大阪は60点。

江藤 ということは過去の例を振り返ると、優勝してもおかしくないと。

いしかわ ですし、過去最高の勝ち点を取れる可能性もある。それでも年間優勝できない可能性もある。

竹中 そうなると、ちょっとすごいことになりますね。

江藤 勝負強さ、ということについてはどう思います?

いしかわ 今年は勝負強いと思ってます。負けてもおかしくない試合とか、引き分けられてもおかしくない試合、湘南戦ですが、アウェイの試合を勝ち切れたり。この試合、勝てたな、という試合は3敗の試合を振り返ると。鳥栖もまあ、仕方ないかなという試合でしたし、柏は大量失点。ファーストステージの浦和戦もまあ力負けでした。逆に、セカンドで言えば新潟戦、FC東京戦、湘南戦も逃げ切ってますし、競り勝って勝ってる。

竹中 ラスト15分とかで点をとられることが少なくなった一方で、ラスト15分に点が取れている。
(76分以降の失点は3点。後半アディショナルタイムの失点は0なのに対し、得点は17でアディショナルタイムの得点は4点に上る)。

(残り 3163文字/全文: 4161文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ