「川崎フットボールアディクト」

【プレビュー】J1 2nd. 第12節 大宮vs川崎 福岡戦の3点目のような崩しが見たい。そして勝ってCS進出を決めたい。

■ハイペースで勝ち点を積み上げてきたフロンターレ
ファーストステージの対戦時に、その強さを思い知らされていたチームの一つが鹿島だった。彼らはフロンターレとのマッチレースを競り勝ち、土壇場でファーストステージの優勝を奪い取っていった。セカンドステージと、そして年間勝点1位の座を争う強力なライバルになるものと覚悟していた。

ところが鹿島は、セカンドステージに入り明確に失速。第4節の甲府戦を3−3で引き分けると、そこからの浦和、鳥栖、仙台の3連戦を3試合とも落としてしまう。ファーストステージの17試合での敗戦が2つだけだったことを考えると、11試合終了時点ですでに5敗を喫しており、意外さを感じる。

鹿島のチーム事情については細かいところを把握できている訳ではないが、カイオの移籍や植田直通、櫛引政敏のリオ五輪への派遣という表向きの理由の裏に、チャンピオンシップに進出を決めたということの達成感が出ている可能性を考えている。

仮に年間順位で3位以内に入れずとも、セカンドステージで優勝できずとも、すでに年間王者への挑戦権は手にしているのだから、極端な話をすればリーグ戦はCSに向けた調整に当てればいい。鹿島のセカンドステージの失速を第三者的に見た時、そんな推論が成り立つ。

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