「川崎フットボールアディクト」

【レポート】天皇杯3回戦 川崎vs千葉 復活の二選手が120分を戦い勝利に貢献。千葉を下し4回戦進出を決めた

■帰ってきた二人
小宮山尊信と奈良竜樹の両選手が帰ってきた。4ヶ月ぶりのピッチとなった奈良に対し、5ヶ月ぶりの小宮山の両選手は、ともに最終ラインに入りディフェンスをコントロールした。

さすがに5ヶ月ぶりの試合だということで、序盤の小宮山は足元がおぼつかない状態に見えた。「ボールが足についてないように見えた」ことを率直に小宮山に伝えると「ついてないですね(笑)。感覚もクソもなかったです。無理やりやってました」と苦笑い。ただ、さすがにベテラン選手だ。試合時間の経過とともに、試合の空気。相手との距離感、ボールフィーリングを取り戻したように見えた。

なお、試合中にボールに関わる事が少なくなったようにも思えたが、それは「足がつったらやばいと思った」ことであまり前に出ていかなかったから。足がつるまで自らを追い込みハードワークすることも必要な場面はある。ただ、この試合においては、プレー内容以外の理由で交代カードをベンチに切らせては申し訳ないという思いが働いたのだろう。そうした責任感を示しつつフル出場。チームは勝利しており、復帰戦としてはいい内容だった。

試合後、ゴール裏から聞こえてきたチャントに対し「すごくありがたいことです。ケガしたときもあれで頑張ろうと思えましたし、次は早くリーグ戦で出たいなという気持ちが強くなりました」と笑顔になった。

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