「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】JYC1回戦 川崎U18vs湘南ユース 2−0の快勝をもたらした守備面の奮戦と、チーム全体の課題

■追加点の後の試合運びで苦しむ
前半を1−0で折り返した川崎U18は、ハーフタイムに田中碧が「0−0だぞ」と声がけしてチームを引き締めたという。その結果か、49分に右サイドの大曽根がこの日2本目のアシストをゴール中央に通すと、これを宮代大聖が蹴り込んで2−0とした。

「とりあえず突っ込んでいきました」とゴールシーンを振り返る宮代は、クロスに合わせたこのゴールについて「前まで自分の形としてああいうゴールというのはあまり決めたことがなかったんですが」と話す。今までは「クロスからの得点というのは自分の得点の中では少ないかなと思って」いたが「最近はクロスからの得点も決められてますし、そこも特徴として持っていければ相手にとって手強いFWになれると思います」と貪欲に語った。

2−0にして楽になった川崎U18ではあるが、ここから湘南ユースが反撃に出て押し込まれる時間が続く。ペナルティーエリアからのシュートも打たれる中、GKの早坂勇希が体を張ってゴールを死守し続けた。無失点試合に貢献した早坂について今野監督は「決定機は5発6発はあったので、1発行かれてたら(2−1から2−2にされていただろうし、苦戦の末)今頃は延長PKまで行っていたと思います」と話し、早坂のファーンセーブを賞賛した。

なお、早坂は自らのプレーについて「決定機は何本か止めましたが、そこは自分の力というよりもチーム全体で守ったゼロかなと思います」と述べ、チームメイトの頑張りに感謝していた。

かさにかかって前に出てくる湘南ユースに対し、川崎U18は早坂の高精度のパントキックから鋭いカウンターを繰り出し、チャンスメイク。あわやゴールかという場面を作った。

2得点後の戦いに課題は残すが、それにしても無失点で乗り切った頑張りは見事。川崎U18が2−0で湘南ユースを下し、2回戦にコマを進めた。

なお、2回戦の対戦相手は鹿島ユースに決定している。

Jユースカップ 2016
http://www.jleague.jp/jyouth/2016/

■コメント(今野章監督、田中碧、道本大飛、早坂勇希、宮代大聖)

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