「川崎フットボールアディクト」

【コラム】U19アジア選手権 「仮想イラン人」に徹するなど、チームを下支えする板倉滉(川端暁彦)

U20W杯の出場権をかけて24日夜、U19日本代表がタジキスタン代表と対戦します。フロンターレからは三好康児と板倉滉の2選手が選出されており、日の丸と日本の将来を背負って戦っています。

三好はグループリーグの3試合すべてに出場。2試合目の先発となった3戦目のカタール戦で強烈なゴールを決めるなどアピールしています。

その一方で、板倉はベンチを温める日々が続いています。板倉本人のSNSアカウント(TwitterInstagram)からは薄っすらと現地の様子が伝わってきますが、試合に出ていない以上なかなか近況や心境は掴めません。そんな板倉について気にしている中、現地に渡航しU19アジア選手権を取材しているライターの川端暁彦氏がコラムを寄稿してくれましたので掲載させて頂きます。

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「間違いなく、悔しい思いはありますよ」

板倉滉はそんな言葉を口にした。三好の活躍についても「俺も早く出たいなという気持ちになる」と笑うのだが、練習中はそんな素振りを見せることはない。むしろチームメートを明るく煽るような振る舞いが目立つ。「選ばれたことは本当に嬉しかったし、(出番に向けて)準備はしている」という言葉にも偽りはないだろう。イラン戦の前には相手の長身FWに見立てられて、練習の中で控え組の前線に入ることもあったが、手を抜くことなく「仮想イラン人」に徹した。

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