【速報レポート】天皇杯4回戦 川崎vs浦和 3−3で迎えたPK戦を4−1で勝利。準々決勝進出を決める
■雑ではあるが、大胆だとも言える内容で浦和ゴールに迫る前半
序盤戦、最も目立っていたのは上田益也主審と、彼をサポートする審判セットだった。どうにも試合の流れと波長が合わないというか。必要なフエを吹けず、目の前のプレーの判断を誤った。その結果としてか、ネットがイライラをつのらせ、ラフなプレーが増えた。
主軸選手を欠くフロンターレはまだしも、代表が居ないだけの浦和も組み立てに繊細さを欠いており、両チームとも試合は雑だった。
そんな中、フロンターレはポジションを前後に崩してチャレンジするプレーを織り交ぜ、浦和ゴールに迫る。板倉滉、エウシーニョはわかるが、谷口彰悟までもが攻め込んだ攻撃は迫力があった。
ゴール前で合わせきれず結果的に0−0で前半を折り返したが、後半に期待したい内容だった。
■2度先行されるが、2度とも追いつく
後半は立ち上がりからペースをつかむ展開。シュートの形までは作るが、崩しきれておらず決めきれない。
そんな中、2度、先手を奪われるが、2度とも追いついて2−2に。
特にアディショナルタイムに入ってからはノーガードの殴り合いの様相を呈しており、激しい打ち合いになった。
2−2で延長戦へ。
■ここでも追いつく
2−2の延長の前半に、3点目を奪われるが、エドゥと板倉を前線に上げ、パワープレーに出た延長後半の終盤に、その板倉からの落としをエドゥが決めて同点に追いつく。
結局試合は3−3で引き分け、PK戦に入る。
■PK戦を4−1で勝利
先行のフロンターレは4人全員が成功。
後攻の浦和のPKは、やり直しの1本を含め、ソンリョンが3本を止めた。
その結果、フロンターレが4−1で勝利した。
(取材・文/江藤高志)