「川崎フットボールアディクト」

【コラム】[大久保嘉人という生き方 vol.2]試合に出ることへのこだわり

肉離れに加え、足の指、足の裏などの痛みを抱えていた大久保。ケアしてくれていたメディカルスタッフには感謝していた

vol.1から続く

■腹筋に力を入れて、走る
「普通では絶対に無理と思うよ。オレ、ここ(腹筋)に力入れてやってたから。そうせな足が上がらん。なんだろう、普通のように走れないから、ジャンプするように大股で走るようにやってた」

腹筋で足を引き上げることで足への負荷をおさえていたという。ただ、痛みそのものが止まることはない。ケガをしているのだから当然だが、それでも大久保は試合を休みたくないという一心でプレーを続けた。自己管理もプロの仕事だと言われる。すなわち、まずはケガをしないこと。その次がケガをした後のケアということになるが、大久保は頑なに休むことを拒否した。なぜか。

「休んでいいこと無いからね。ポジションとられるよ、休んだら」

(残り 1973文字/全文: 2408文字)

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