「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】レナトが所属する広州富力の試合を観に行きました

12日に行われた中国スーパーリーグ第2節の広州富力対長春亜泰の一戦を観てきました。

試合時間は15時半。フロンターレの練習予定を知らなかったので、とりあえず観に行くことにしました。とは言え、中国スーパーリーグのHPを見ても試合会場がどこなのかがわからない。ということで、香港在住の友人に聞いたところ、スタジアムは広東省人民体育場だと判明(スタジアム建設中だかで、一時的な会場だそうです)。検索をかけてホテルの石牌橋駅から30分程度で行けることがわかり、移動することに。

スタジアムの最寄りの烈士陵園駅に降りると、目の前にダフ屋が大勢で待ち構えるという状態に驚く。収球票というプラカードをもってるのは「収める、球票」ということで「あまり券買います」的な意味合いなのかもしれないけどよくわからず。


山のようにダフ屋がいる中、公安警察がポツポツと立てますが、彼らは何もせずです。

ちなみに今回全く取材申請をせずに向かったのですが、どうにかなるだろうとタカをくくっていました。しかし、結論を先にいいますとどうにもならず。

プレス受付には公安とボランティアがいるのみ。クラブスタッフがおらず結局彼らではどうすることもできず。こちらのつたない英語を一生懸命に理解してくれようとしたボランティアさんには手を煩わせてしまい申し訳ないことをしてしまいました。


ダフ屋との交渉前にスタジアム周辺を歩いてみましたが、中継車が豪快に歩道を潰していて安全に対する感覚の違いを痛感。

ちなみにメディア受付のボランティアさんにチケットの相場を聞いて60〜100元もあれば入れるという情報を聞けたので、ダフ屋を捕まえます。

「うるよー」という感じのダフ屋に人差し指を立てて買う意志を表示。いくらか聞くと60元とのことで、即決しました。

改めて考えてみると、向こうの言い値で買ったことになるので、交渉の余地はあったのだと思いますが、まあしかたない。


ダフ屋も言い値で売れたことに気を良くしたのか「これ、オレの名刺だから何かほしいチケットあれば連絡くれよ(想像)」的なノリで名刺をくれました。それが面白くて、試しに「写真撮らせてよ」と頼むと笑顔で承諾。ピースサイン付きで収まってくれました。陽気(笑)。


こちらが手に入れたチケット。


スタジアムのゲートでは、まずバーコードリーダーでチケットを確認。偽物の可能性があるらしくこの手続を取るらしい。本物のチケットの場合のみ半券を取られるという仕組みです。


入り口に個別の入れ物に移し替えられた水とかコーラとかが売ってます。多分10元くらい。


ゲートはゴール裏よりだったのですが、チェックする人がいないのでずんずんメインスタンド側に移動。なるべく中央寄りに近づいて空いてる席に着席。

斜め後ろの人が、ひたすら殻付きのひまわりの種を食べてるので誰も近づかない席を選びました。殻をガンガン自分の座席前に捨てててました(笑)。

なお、このおじさん、試合開始直前に食べやめ、一応散らかった食べかすを掃除してましたが、殻は足元に残していくスタイルでした。

試合は1−0。お互いに前線の外国人選手にパスを繋ぎたいのですが、繋がらず、という展開。富力は、与えたPKをGKがストップしたり、GKが飛び出した後のゴールへのシュートを19番の選手がかき出したりで失点を免れて、CKからの1本で勝利しました。

PKストップ


CKからゴール

ということで試合が終わり、ホテルに戻る途中でクラブから練習時間のメールが届き、練習取材に向かうことに。

なお、練習会場でスタッフに大田和直哉さんを紹介してもらいました。フロンターレの元スクールコーチで、吉田勇樹とは同期だったとのこと。

広州富力のアカデミーで中国人の子どもたちを教えていると聞いてその場で取材させてもらうことに。さらにトントン拍子で広州富力のアカデミー部門を統括されている喜熨斗勝史さんにつながり、その後に取材させてもらうことに。

午後1時ごろまでののんびり感がウソのような怒涛の一日でした。

(取材・文・写真/江藤高志)

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