【速報レポート】J1 第12節 鹿島vs川崎 苦しんだ後半に追加点を奪い3−0で勝利
■球際で戦い、カウンター2本で2点を先取。2−0で後半へ
らしくない、というと語弊があるかもしれないが、立ち上がりの時間帯は、フロンターレの選手が球際で激しさを見せていた。ともすれば、汚いと言われかねないレベルの強度の守備で、鹿島のボールにチャレンジする。東城主審のフエの基準が厳し目で、フロンターレの激しさがファールになりにくいという点で、序盤は有利に進む。
ただ、攻撃面では鹿島の守備ブロックに飛び込めず。締めてくるところを崩せないのはやむを得ないところか。
パスワークで崩せないならカウンター、とばかりに2本の速攻を決め、前半を2−0で折り返す。そういう意味では上出来の前半だった。
少なくともこの点差を保って後半を終わりたいところだ。
■苦しむ後半
前半とは打って変わり、後半は立ち上がりから一方的な鹿島のペースで進む。
フロンターレ陣内でパスを回され、55分の金森健志の決定機など、危険な場面を作られるがチョン・ソンリョンのファインセーブでこれをしのぐ。
するとその直後の61分に途中交代出場の登里享平がエリア内をスルスルッと持ち込んでゴール。3−0とする。
試合はその後も前に人数をかけた鹿島のペースで進むが、無失点のまま3−0のスコアを維持し勝利。敵地で貴重な勝ち点3を手にしている。
(取材・文/江藤高志)