「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第12節 鹿島vs川崎 局面での戦いで負けず、敵地で3ゴールを積み重ねた。貴重な勝ち点3を3-0のスコアで手にした

■個人戦術の積み重ね
試合運びの上手さを感じたのは、フロンターレの2点目だった。1-0で迎えた前半終了間際の45分のこと。谷口彰悟からの縦パスを大島僚太がスルー。食いついた相手DFの裏に小林悠が抜け出した、という場面だ。

このとき、トップ下で先発していた中村憲剛がエドゥアルド・ネットの背後にまでポジションを下げ、分厚いパス回しに加わっていた。それがあの得点の遠因だったと憲剛自身が教えてくれた。

憲剛は、前半によく見られた谷口彰悟、エドゥアルド、ネットの3選手のパス回しが適切な距離ではなかったと指摘。つまり「ネットが落ちても彰悟とエドゥが近すぎて、その3人で回すんだけど、2人で見られちゃう」状態にあったと話す。相手2トップの守備がハマる位置関係にあったのだという。ところがこの2点目の場面は違っていた。

(残り 1974文字/全文: 2325文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ