「川崎フットボールアディクト」

【レポート】ACL R16 第1戦 ムアントンvs川崎 先制されながらも交代采配で逆転。敵地で勝利しベスト8進出に一歩近づく

■足の痛みの残る小林
逆転ゴールの柔らかいシュートは絶品だった。右サイドからの家長昭博のクロスを、ミートさせただけのシュートは堅守を見せてきたカウィンの手をすり抜けゴールネットを揺らした。力を込めてズドンと蹴り込めれば、それはそれで豪快なシュートとなる。往々にしてそうしたシュートを選択しがちな場面ではあったが、小林の選択はミートだった。その美しさの訳を試合後に聞いて納得した。小林は足の痛みから開放されていなかった。

「足がちょっと痛かったので、逆にコンパクトにというか、振りかぶらずに上手くミートできたと思います」

シュートという大事な局面で、力を入れる事をためらわせるくらいには痛い思いをしている小林は、それでも試合には出たいと話しているという。試合後の鬼木達監督は小林について次のように述べている。

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