「川崎フットボールアディクト」

【プレビュー】ACL R16 第2戦 川崎vsムアントン 有利な立場を自覚して、勝利でベスト8進出を決めたい


■有利な立場
Jリーグでは3戦連発中の阿部浩之が、2−1からのダメ押し点を決める。ホームでどうしても負けたくないムアントンが、1点を追いつくべく攻勢を強めていた後半89分のことだった。アディショナルタイムが5分に上っていたことを考えると、試合終盤にCBのサントスを上げてパワープレーに出ていたムアントンの息の根を止めるこの3点目が決まったことの意味は大きかった。ピッチ上の選手たちは落胆の色を隠さず、SCGスタジアムは躍動を止め、試合終了を前に多くのサポーターは落胆の表情とともに家路を急いだ。

「せめて同点ゴールを」との希望を打ち砕き、フロンターレの勝利を決定づけるという点で意義深いゴールだった。と同時に、等々力で行われる第2戦に向け、フロンターレにアドバンテージをもたらすゴールでもあった。

試合前日会見の席上、ムアントンのトチタワン・シーパーン監督が、第1戦を戦い印象に残った選手として真っ先に挙げたのが「8番」だった。90分を通してハードワークしていたことはもちろん、彼らにとどめを刺した選手としても記憶にあるのだろう。

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