「川崎フットボールアディクト」

元プロモーション部・高尾真人氏がカナダで起業。「カナダでの経験が衝撃的で、その価値観に惹かれた」【インタビュー】


川崎フロンターレのクラブスタッフとして7年間在籍。プロモーション部などで活躍してきた高尾真人さんがカナダに移住する。サッカーに関連する仕事を行うとのことで取材させてもらった。

高尾さんはAto(エー・トゥー)という会社を起業。労働ビザが下り次第カナダに拠点を構え業務を本格化するという。

ato – スポーツ&語学留学
http://ato.academy/

「主な業務は留学と、短期合宿の斡旋。これに加え、スポーツビジネスを学ぶ学生に対して、一週間から2週間程度のインターンシップを準備しています。あとはスポーツ医療に関しても、インターンシップを軸にコーディネートできればと考えています」

さらに高尾さんは仲介人のライセンスも取得。カナダ人とアメリカ人女子選手が一人ずつ、なでしこリーグへの移籍が進みつつあるという。

では、そもそもなぜカナダなのか?

「ぼくはカナダのバンクーバーアイランドという島にあるナナイモという街の大学でMBAを取りました。その時のカナダでの経験が衝撃的だったんですね。家はボロボロなのにそこで笑顔で生活する人を見ていて、そういう価値観に惹かれたというか。ぼくは移民しますが、移民に対して寛容で、多民族国家として外国籍の方がどのように考えているかということを経験してほしい、という思いがベースにあります」

カナダの西部に位置するBC州の州都ビクトリアの北方に位置するナナイモという街での経験を通しカナダへの特別な思いを膨らませてきたところに高尾さんの人生の根本がある、それをぜひ経験してもらいたいという思いがあるのだという。

その高尾さんが携わる事業はどういうものなのか。

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